奉賛のご案内
【趣意】
津島神社は御祭神に素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、疫病災難除の守護神として、天正19年(1591年)ご鎮座と伝える歴史と伝統ある神社です。
縁起によれば、豊臣秀吉の日本統一に抵抗をした葛西大崎両氏が大一揆を起こし佐沼城に篭城した際、秀吉の命で伊達政宗はこれを包囲したものの、沼川深田である佐沼水域の難攻不落に万策尽き、津島神社(北方天形山鎮座、現在は津島本宮社と改称)に戦勝を祈願したところ忽然と白鷺の群れが飛来し沼の浅瀬(現在の鷺橋付近)に降り立ったことで深沼ではないことを知った政宗は篭城軍を一気に攻め城を落とすに至り、慶長19年(1614年)政宗は領主の津田民部景康に城の鎮護を命じて、津島神社を佐沼城下である現在の地に遷座し、城下に今後謀反が起こらぬよう御社殿は佐沼城に向け北向きに建立したと伝わります。
以後佐沼郷(佐沼村、北方村、新田村、藤里村、南方村)の守護神として400余年にわたり氏子の誠を以て護持し、幾度もの修復が重ねられてきましたが、明治45年、佐沼大火にて御社殿を焼失し、大正12年(1923年)11月、立派に再建致したのが現在の御社殿です。
以来、94年の間その都度小破修理等を行い維持管理に努めて参りましたが、近年、御社殿の老朽化も進み、先般の東日本大震災の大きな被害により、大規模な改修工事を要する状況に到ってしまいました。
このような状況につき、茲に「津島神社奉賛会」を組織し、御社殿修築工事計画に着手致したいと存じます。
先人が地域の氏神様として信仰一途に建立した御社殿を、建築100年を迎える令和5年の竣工に向け立派に修築し、後の世代の心のよりどころとして語り継ぎ、引き継いでいかなければならないものと存じます。
何卒、本事業の趣旨にご賛同を賜り、氏子崇敬者皆様による心からのご奉賛を伏してお願い申し上げます。
津島神社 宮司 遠藤 諭
津島神社奉賛会 会長 阿部泰彦
【事業内容】
1. 概 要 |
総面積 88,354㎡(26.72坪) 本殿(修築) 7,799㎡(2.36坪) 幣殿(新築) 35,685㎡(10.80坪) 拝殿(修築) 44,870㎡(13.58坪) 他、地盤改良・基礎工事・石垣新設工事 |
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2. 工 期 |
令和3年4月着工 令和4年11月完工 |
【募金要項】
お申込み |
1口 10,000円よりお願い申し上げます。 ※ ご支援は3口以上でお願いします。 |
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2023年5月竣工となりましたが、現在目標額に未達のため引き続き目標額達成にご協力ください。
目標額 119,234,000円
現在額 49,972,916円
不足額 69,261,084円
令和6年10月末まで
東日本大震災による被害のあった箇所の一部
昭和初期の津島神社境内の様子